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ブリストルのベテランDJであるDJデレクこと、デレク・サーペル-モリスが3週間以上行方不明になっている件について、彼を見つけてほしいとディジー・ラスカルが呼びかけている。

「イギリスの最年長DJ」として知られる73歳のDJデレクは、過去にディジー・ラスカルのミュージック・ビデオ“Dirtee Disco”に出演したことがある。

ディジー・ラスカルはツイッターに「どうか伝説のDJデレクを見つけてくれ。“Dirtee Disco”で彼と共演したけど、本当にいい人なんだ。彼の無事を祈ってる」とツイートしている。

BBCニュースが報じたところによると、警察はDJデレクの銀行口座が7月の初めから利用されていないことを確認したという。

警察は、DJデレクが、地元に新しくオープンしたウィザースプーン・パブのチェーン店を訪れ、楽しんでいたと言われていることから、同パブと連携を取って捜査を進めているという。

DJデレクの姪、ジェニファー・エイミーは、彼の失踪について「まったく彼らしくない」とBBCニュースに語っている。「何度もメッセージを残しましたが、まったく連絡がありません。どこかへ行く時は必ず私に言ってくれるのに。彼の親しい友人にも連絡がないそうです。みんなとても心配しています」

ポーティスヘッドのジェフ・バーロウも、この引退したDJの行方を心配する一人となっている。

DJデレクは昨年の大みそかに行われた1度きりのライヴを除き、2013年にDJを引退している。彼はロックステディ、レゲエ、スカ、ダンスホール、ソウルなどの分野で知られ、グラストンベリーやビッグ・チルといった大型フェスでもパフォーマンスを披露してきた。

DJデレクは、製菓会社「キャドバリー」の経理部に勤務したのち、30代半ばにDJとしてのキャリアをスタートさせている。

2006年のBBCのインタヴューで、彼は何年も続いた「地獄のような家庭生活」の後、キャドバリーを退職し、ブリストルのパブでDJを始めたと語っている。

以来40年以上にわたり、彼はブリストルのクラブシーンの常連としての地位を築いていった。

2012年には、ブリストルの音楽シーンに「多大な」貢献を果たしたとして市長に表彰されている。

当時、DJデレクは「BBC Radio 4」に対して、彼のライヴセットを締めくくる曲は、大抵ボブ・マーリーの名曲 “One Love”であると語っている。

「この曲はレゲエ・セットの時は締めくくりに最高の1枚なんだよ。『一緒に集まろう、そして大丈夫だって感じよう』ってね。だからみんな、次回も集まろう、そして大丈夫だって感じようっていうね」と彼は語っている。

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