GETTY

Photo: GETTY

ポール・サイモンは現在行っているツアーのアメリカでの最終公演で、2年以上ぶりに“Bridge Over Troubled Water”を演奏している。

この日の公演は、朝に激しい雨と竜巻に対する注意報が出されたために約1時間遅れて開演したという。ポール・サイモンはライヴを始める際に、遅延を償うために数曲余分に演奏しようと考えていることを観客に伝えている。

最後のアンコールでポール・サイモンは「普段はこの曲はやらないんだ。でも、どうなるか見てみよう」と言って、キーボーディストのミック・ロッシは“Bridge Over Troubled Water”のイントロの一節を弾き始めたという。“Bridge Over Troubled Water”が演奏されたのは2014年4月以来となっている。

ポール・サイモンが現在のツアーを終えたら音楽から引退することを検討しているという。現在74歳のポール・サイモンは2016年を駆け抜けたら、ライヴを止めるかもしれないことを示唆しており、『ニューヨーク・タイムズ』紙に次のように語っている。「ショウビズは僕にとって興味を持ってられるものじゃないんだよね」

ポール・サイモンはツアーの肉体的影響についていくことがどんどん難しくなってることに気づいたと語っており、公演の間に長期間休まなければならないという。「なにかを手放すっていうのは勇気あることなんだ」と彼は語っている。「もし手放した時、どうなるのか見てみようと思ってるんだ。僕は誰なんだ?って。もしくは、僕は自分のやったことでしか定義されない人間なのか?ってね。そうなった時、もし自分をおめかししなきゃいけないとしたら、僕は一体誰なんだろう?」

ポール・サイモンは最新作『ストレンジャー・トゥ・ストレンジャー』でUKアルバム・チャートにて、1990年発表の『リズム・オブ・ザ・セインツ』以来26年ぶりとなる1位を獲得している。

“Bridge Over Troubled Water”のパフォーマンスの模様はこちらから。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ