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プロフェッツ・オブ・レイジのトム・モレロは、ライヴで披露している新曲“The Party’s Over”をレコーディングするためにスタジオに入る見込みであることを認めている。

プロフェッツ・オブ・レイジにはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのメンバーのうちの3人とパブリック・エナミーのチャック・D、サイプレス・ヒルのB-リアルが参加しており、5月末に初ライヴを行っている。

トム・モレロは最新のインタヴューでスタジオに入ることを熱望していることを米『ビルボード』誌に語っている。「“The Party’s Over”という新曲があってさ、できれば共和党全国大会の前に取り掛かって、素晴らしいものにしたいんだ」

トム・モレロは楽曲の背景にある政治的意図について次のように説明している。「B-リアルとチャック・Dがこの曲の歌詞を手がけてるんだけど、俺の印象としては共和党大会だけを目的としたものじゃないんだ。この政党を拒否するフレーズを繰り返すことにより、保守主義者からの拒否、さらに無党派の人々や急進主義者からの拒否というポジティブなメッセージを送っている。現代の二大政党制は完全に崩れていて、アメリカ人や世界のニーズを満たしていないんだよ。そう、しかも人種差別主義者の扇動政治家が一方の党派の先頭に立っているんだ」

「だけど、俺の意見では、ドナルド・トランプの支持者の根底にある不満の多くは、俺たちが同意できないものじゃないと思うんだ。彼らはウォール街をより豊かにするために、仕事が海外に流出しているという事実を嫌っているし、政治家がコーポラティズムの結社に操作されている事実を嫌っている。こういったことは俺たちも同じように考えている。だって、これは音楽だからね。あけすけに政治的なことを表現しながらも、ある意味、政党に関係なくプロフェッツ・オフ・レイジの音楽に親しめるんだよ」

トム・モレロは、以前プロフェッツ・オブ・レイジが複数の新曲を準備中だと明かしている。「フル・アルバムにはならないかもしれないが、既に何曲かはある。ツアーでレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、パブリック・エナミー、サイプレス・ヒルの楽曲を多く演奏することになるだろうが、ライヴで演奏する前に録音しておきたい新曲が何曲かあるんだ」

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