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リリー・アレンはイギリスのEU離脱をめぐる不和が続くなか、デイヴィッド・キャメロン首相を非難している。

デイヴィッド・キャメロン首相は、国民投票において僅差でEU離脱派が勝利したのを受けて、現地時間6月24日に10月までに辞任することを発表している。EU離脱の実質的な手続きとなるリスボン条約50条についてはこれまで実行されたことはなく、いつ発動するかは明らかになっていない。

ツイッターにおいてリリー・アレンは「首相とか言って国民投票を呼びかけ、その結果に何の計画も持ってないって、どこのどいつよ? これぞ無謀よね」と述べている。「まったくもって恥ずべきことだわ。わたしたちの首相はどこにいんのよ。ボリス(・ジョンソン前ロンドン市長)、もしくは他の誰かが政権と獲るの? どうなんのよ」

さらにリリー・アレンはこう続けている。「正直、カーダシアン家の独裁のもとで暮らしてると言われたほうが安心できるわ」

先週金曜日以降、デーモン・アルバーン、ザ・1975のマット・ヒーリー、ゼイン・マリクといったアーティストたちがEU離脱に対する懸念を表明している。

ザ・1975のマット・ヒーリーはグラストンベリー・フェスティバルのステージで次のように述べている。

「この曲はいたわりや、人を愛することについての曲なんだけど、若い世代として、俺はなにかを言うべき責任があると感じてるんだ」と彼は“Loving Someone”の演奏前に語っている。「俺が分かっているのは、俺が何も知っちゃいないってことでさ。俺はスーツを着たポップスターでしかない。でも、俺が感じてるのは、そして、多くの俺らの世代が感じてると分かるのは、年配の世代にいたわりに反するような感情が広がってることで、それが俺たちの求めてない未来に投票したってことなんだよ」

観客が大きな歓声で支持を表明すると、彼は次のように続けている。「言ってるように俺はポップスターで、俺が分かるのはそれだけだ。でも、発言する資格があると思うんだ。だって、俺はここにいて、ここはグラストンベリーだからだよ。グラストンベリーは俺たちの世代がマジで求めてるすべてのものの側に立ってるわけだからさ」

「いたわり、社会的責任、結束、コミュニティ、そういったものすべてだよ。なんて大好きな人々なんだ。みんなもこんな風にステージに立って、こんなにも美しい、知性のあるたくさんの人々を前にしたら、何も言わないのは難しいと思うよ。愛してるよ、グラストンベリー。俺たちのステージを観に来てくれて、ありがとう」

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