Andy Hughes/NME

Photo: Andy Hughes/NME

モリッシーはマクドナルドのCMで楽曲の使用を許可した件でバズコックスを批判している。

バズコックスの1978年発表のシングル“What Do I Get”は、マクドナルドのビッグ・フレイヴァー・ラップのCMで使用されているという。ヴィーガンで、動物の権利に対する活動家としても知られるモリッシーは、バンドが楽曲の使用を許可したことを非難している。

ファンサイト「トゥルー・トゥ・ユー」に掲載された声明のなかでモリッシーは次のように述べている。「どうか、誰か、これは悪い夢だったと言ってくれ。ピート・シェリーがマクドナルドの新しいビッグ・フレイヴァー(フレイヴァーはクソだろうけど)チキン・ラップのTV CMにバズコックスの“What Do I Get”の使用を許可したんだ」

「ちなみに、バズコックスのもう1曲のタイトルは“Oh Shit”(ああ、畜生)って言うんだ」と彼は続け、“What Do I Get”のBサイドに収録されている曲名に言及している。

問題のCMはこちらから。

モリッシーがアメリカ大統領選挙を批判し、ドナルド・トランプもヒラリー・クリントンも今の米国を代表できるような人物ではないと発言している。モリッシーはアメリカ大統領選挙で民主党候補者の指名獲得を確実なものとしたヒラリー・クリントンと争っているバーニー・サンダースへの支持を表明している。

モリッシーはファン・サイト「トゥルー・トゥ・ユー」で次のようにコメントしている。「ヒラリー・クリントンはプールされている金の顔であり、声だ。だから、クリントンが選ばれれば、彼女は既に成功してるエリートたちの期待には何でも応えるだろう。ドナルド・トランプはジョージ・ウォレスだ。自分以外の人間は全て嫌ってる。まさか、これが2016年のアメリカってわけじゃないよな?」

また、フロリダ州オーランドのナイトクラブ「パルス」で銃の乱射により49人が死亡した事件にも触れており、この銃撃でオマル・マティーン容疑者のターゲットとなった同性愛者の人々にまったく同情を示さないトランプを批判している。

モリッシーは次のように綴っている。「ドナルド・トランプは次期アメリカ大統領になるかもしれないが、今回の大量殺戮の原因について、もしこのナイトクラブにいた人たちが銃で武装していたら、犠牲者は減っただろうと説明している。これはもちろん、オーランドの同性愛者コミュニティを支持する言葉を完全に避けた彼なりのやり方だ」

モリッシーは改めてサンダースへの支持を宣言しており、次のように述べている。「今回の大統領選挙の真の勝利はバーニー・サンダースの自律的な成功だ。サンダースのアプローチは非常に穏健で知的かつ慎重だったために、血に飢えていない人間を理解できないアメリカのメディアには事実上完全に無視されてきた」

モリッシーはアメリカの選挙の投票用紙には「どちらの候補者も支持できない」という選択肢があるべきだと訴えており、その選択肢の得票数が一番高いだろうと予想している。

モリッシーは8月にツアーに戻り、北欧で4公演を終えた後、ドイツ、トルコ、イスラエルとシカゴを回る予定となっている。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ