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エルトン・ジョンは最新の公演で、オーランド銃乱射事件についてあらためて追悼の意を表明している。

6月12日の未明、オーランドのゲイ・ナイトクラブのパルスでオマール・マティーンは銃を乱射し、50人が死亡、53人が負傷している。容疑者は警察によって殺害された。

事件後すぐに、エルトン・ジョンは「わたしたちの思いはオーランドで亡くなった方々のすべての遺族と、彼らが愛した人々と共にあります。#オーランドのために祈りを。#愛こそが癒しなのです」とツイートしている。

エルトン・ジョンは現地時間6月14日にリバプールのエコー・アリーナでライヴを行っており、オーランド銃乱射事件について「話すべきことがあるんだ」という言葉から観客に語りかけている。

「ここ数ヶ月というもの、レディー・ガガと一緒に『ラヴ&ブレイヴリー(愛と勇気)』という僕の基金に取り組んでたんだ。この基金はどんな人であっても全員を受け入れる愛を持つことについてのものなんだ。特に、あなたと違う人であっても、それを示す勇気を持とうというね」

「今回のオーランドの大量虐殺のような恐ろしいことが起こった時は、世界中で津波のように巨大な激しい感情が衝突し合うことになる。あと、深い悲しみがね。犠牲者や、犠牲者を悼む愛した人々のことを考えると、僕らはショックを受け、怒りを抱き、心のなかで打ちのめされてしまう」

「でも、そうした深いの悲しみの陰で違う波がすぐにやってきて、それが僕に希望と強さを与えてくれ、驚かせてくれたんだ。レインボー・カラーの愛の波が、テルアヴィヴから、シドニーのオペラ・ハウスから、エッフェル塔から、エンパイア・ステイト・ビルから、ホワイトハウスから送られてきたんだ」

「だから、今夜、オーランドのLGBTコミュニティが失ったものを、憎しみやスティグマやドグマの犠牲となったすべての人で失ったものを悼み、讃えたいんだ。偏見に対する闘いに僕らは勝利してるんだと今夜は言わせてもらいたい」

「世界中の虹が、ああした人々に打ち勝つことができるし、そうなると僕に語りかけてるんだ」

こう語った後、エルトン・ジョンは1974年発表の“Don’t Let the Sun Go Down On Me”を演奏している。

エルトン・ジョンによるスピーチの模様はこちらから。

ポール・マッカートニーも6月14日に行われたベルリン公演のなかで、ポール・マッカートニーはレインボーのフラッグを持ってステージに登場し、観客に向かって次のように語っている。「僕らはオーランドと共に団結するんだ」

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