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ビートルズのドラマーであるリンゴ・スターが、現地時間6月12日に起こったオーランド銃乱射事件についてコメントしている。

2008年よりリンゴ・スターは自身の誕生日である7月7日に「ピース&ラヴ」のメッセージを広める活動を行っている。6月13日にAP通信のインタヴューに答えたリンゴ・スターは、49名が亡くなることになったオーランド銃乱射事件について言及している。

「無垢な人々を大量に傷つけたり、殺したりすることを決心してしまう人々の思考を理解できないよ。僕はどんな戦争も支持しないけれど、互いに激しく罵り合う二つの陣営があるのは分かるよね。でも、それもすごくランダムなんだ」

「難しい状況だよね。まさに起こってしまったわけだから」と彼は続けている。「そういう男性――今のところ、いつも男性だよね? 女性ではない――は朝起きて、おそらく狂気を宿していて、おそらく激怒していて――分からないけどさ――たくさんの人々を傷つけることを決心するわけだよね。悲しいよね」

今年76歳を迎えるリンゴ・スターは7月7日の試みについては次のように語っている。「ふと思ったんだよね。7月7日の正午にみんなが『ピース&ラヴ』について思いを馳せたら、なんて素晴らしいんだろうってね。どこでもいいんだよ。バスに乗っていようが、地下道を通っていようが、どこでもいいんだ。『ピース&ラヴ』について思いを馳せてくれたら、僕にとっては大きな贈り物なんだよ」

現在、アメリカ・ツアーを行っているリンゴ・スターだが、7月2日のロサンゼルス公演でツアーは締めくくられる予定となっている。ライヴについては次のように語っている。「ザ・ビートルズを考えると、観客の数がもっと多かったと思うかもしれない。でも、変わらないんだ。僕はクラブから始めて、演奏するのが大好きだからね。それこそ、僕がここにいる理由だよ。演奏するのが大好きなんだ。僕はいくつかの素晴らしいバンドに加入して、もちろん最終的に世界で最高のバンドに加入したんだよ」

彼は次のように続けている。「ポールもいまだにやってるしね。そここそ僕らが始めた場所なんだ。有名になるためにやってたんじゃない。演奏するためにやってたんだ」

ザ・ビートルズ時代の映像を観返すことを楽しんでることもリンゴ・スターは明かしている。「素晴らしいよね。僕は連中が大好きなんだ。彼らは僕の兄弟だからね。僕は一人っ子だったけど、突然3人の兄弟を持って、兄弟らしいことをいろいろやることになったんだ。滅入ることもあったけど、楽しいことがたくさんあったからね。でも、結局、重要だったのは音楽で、僕らの間で喧嘩していることなんか気にしなかったんだよ。カウントさえ始まれば、みんな全力を出したんだよ」

「僕はそう考えてるんだ。兄弟としてジョンとジョージが恋しいよ。彼らは逝ってしまって、一人は最悪な形で、一人は病気で亡くなったわけだけど、男がジョンのアパートメントの外に立ってたことほど暴力的なことはないし、いまだに最悪なことだと思ってるよ」

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