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レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーが、1994年に亡くなったニルヴァーナのフロントマンであるカート・コバーンから学んだことを語っている。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズは6月17日に2011年発表の『アイム・ウィズ・ユー』以来となる通算11作目となるニュー・アルバム『ザ・ゲッタウェイ』をリリースする。アルバムはデンジャー・マウスがプロデューサーを務めており、レディオヘッドの諸作で知られるナイジェル・ゴッドリッチがミックスを手がけている。

ドイツのラジオ局「SRFウィルス」のインタヴューのなかで、フリーはカート・コバーンについて振り返っている。「カート・コバーンからは多くのことを教えてもらったんだ。彼らと一緒に俺がトランペットを吹いていた時だけじゃなくてね。でも、みんなにも学ぶ機会があったことと同じことを学んだんだと思うんだ。それは、カートはとてもひたむきなソングライターで、すべての戯言を串刺しにすることができたってことで、彼は音楽の本質にフォーカスしていたってことだよ」

彼は人生の苦悩についても次のように語っている。「人生におけるすべての苦悩について感謝してるんだ。困難な物事っていうのはすべて、多くの努力を必要とするし、乗り越えなきゃならない闘いだよ。でもさ、そうしたことに感謝してるんだ。だって、そういうものが俺自身を作ってくれたわけだからね」

インタヴューの動画はこちらから。

先日、フリーはパール・ジャムのギタリストであるマイク・マクレディのインタヴューに答えて、「いろんな意味でロック・ミュージックはある種死に体に見える」と語っている。

「パール・ジャムやスマッシング・パンプキンズと一緒にやったときに、すごく興奮したのを覚えてるんだ。こと最近で言うと、いろんな意味でロック・ミュージックはある種死に体に見えるね。俺たちやパール・ジャムを脅かす存在がいないんだ。だって、間違いなく俺たちは真のエネルギーを持った現役のバンドだって思うからね」

「でも、今キッズで、ロック・バンドをやるなんてこんな感じなんだろうな。俺たちがキッズの時は、ロック・バンドに入りたいって言ってて、人生をかけてやることだった。何の疑問もなしにやることだったんだよ。でも、今はロック・バンドをやるなんて『クソ馬鹿げてるな。狂ってるよ。二度とまとまな職につけないぜ。何をやってるんだ? 人生を台無しにしてるんだぞ』って感じだろ」

iTunes Storeでは、アルバムの予約注文受付も開始しており、いま予約すると、“The Getaway”と“Dark Necessities”がその場でダウンロードできる。

リリース詳細は以下の通り。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ / Red Hot Chili Peppers
ニュー・アルバム
『ザ・ゲッタウェイ』原題:The Getaway
2016年6月17日リリース
品番:WPCR-17366|価格:¥2,300 +税
トラックリスト
1. ザ・ゲッタウェイ / The Getaway
2. ダーク・ネセシティーズ / Dark Necessities
3. ウィ・ターン・レッド / We Turn Red
4. ザ・ロンゲスト・ウエーヴ / The Longest Wave
5. グッドバイ・エンジェルス / Goodbye Angels
6. シック・ラヴ / Sick Love
7. ゴー・ロボット / Go Robot
8. フィースティング・オン・ザ・フラワーズ / Feasting on the Flowers
9. デトロイト / Detroit
10. ジス・タイコンデロガ / This Ticonderoga
11. アンコール / Encore
12. ザ・ハンター / The Hunter
13. ドリームス・オブ・ア・サムライ / Dreams of a Samurai

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