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デヴィッド・ボウイの長年のプロデューサーとして知られるトニー・ヴィスコンティは、レコードで聴くことのできるアデルの声が彼女自身の声であるかどうかについて疑問を投げかけている。

トニー・ヴィスコンティは、亡くなったデヴィッド・ボウイの1969年発表のセカンド・アルバムから最後となった『★(ブラックスター)』までを手掛けている。

彼は『ザ・デイリー・スター』紙に、最近のポップミュージックについて「ラジオをつければ聴こえてくるのはくだらないもので、90%コンピュータで加工された声なんだよ」と嘆いている。

彼は次のように続けている。「僕らはアデルが素晴らしい声の持ち主だというのは分かってるけど、彼女でさえレコードではどれくらい加工されているのかわからない」

トニー・ヴィスコンティは、英有料TVチャンネル、スカイアーツにて放送予定のリアリティ番組「ギター・スター」に関わる予定だという。「今はあまりにも完璧なポップなサウンドで、つまらないんだよね。すべて修正が加えられてるんだ」

「ジミ・ヘンドリックス、カート・コバーン、デヴィッド・ボウイのような素晴らしい才能を探してるんだ。馬鹿馬鹿しい背景の物語なんかがないね。『97年に愛犬を失って、それが音楽を始めたきっかけだ』なんてナンセンスだよ。そういうものいらないんだ」

「誰も僕をサイモン・コーウェルと間違えないからね。今は音楽産業でも最悪の時代だけれど、今度の番組の『ギター・スター』は正しい方向性に進んでるよ」

また、最近トニー・ヴィスコンティは、多くの素晴らしいデヴィッド・ボウイの未発表曲が近いうちにリリースされる可能性があると語っている。

デヴィッド・ボウイの今年1月の逝去を受け、ドニー・ヴィスコンティはいまだ発表されていない音源が出てくる可能性は「論理的にある」と明かしている。

トニー・ヴィスコンティは、『イヴニング・スタンダード』紙のインタヴューに対して次のように述べている。「論理的には、これから数年の間に、今まで聴いたことのないたくさんの音源を聴くことになると思う。今、彼のマネージメントとレコード会社と話し合っているところだよ。何らかの素晴らしいボウイの音源が発表されることになるだろうね」

しかし、トニー・ヴィスコンティは、デヴィッド・ボウイの最後のアルバム『★(ブラックスター)』のレコーディング・セッション中に彼がプロデュースした5つの新しい楽曲については詳細を明言していない。「これらの楽曲はまだ最終的なものを聴いていないんだ。彼のマネージメントが探すのを手伝わなくちゃならないかもしれない。僕には彼がどこにこれらの楽曲を録音したかについて一つ考えがあるんだけどね」

トニー・ヴィスコンティは、最初はデヴィッド・ボウイが他のアルバムのレコーディング・セッション中に収録した追加の楽曲からリリースされる可能性が高いと語っている。

デヴィッド・ボウイの2015年発売のボックス・セット『ファイヴ・イヤーズ』には、1969年から1973年の5年間に録音された未発表音源によるダブル・アルバムが含まれていた。同様の未発表音源が、デヴィッド・ボウイのキャリアを網羅するボックス・セットのシリーズ第2弾でリリースされることが予想されている。ボックス・セットの第2弾は今秋にもリリースされる可能性があるという。

デヴィッド・ボウイは公式にリリースされていない音源を数多く残していることが知られている。この中には丸々アルバム1枚分の『トーイ(Toy)』も含まれているが、このアルバムは2001年に、『アワーズ』と『ヒーザン』の間にあたる時期にレコーディングされている。

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