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3月11日に自殺して亡くなったエマーソン、レイク&パーマーのキース・エマーソンについて恋人が自殺の理由を明かしている。

パートナーの川口真理さんは3月11日の午前1時30分頃、カリフォルニア州サンタ・モニカの自宅に戻ってきたところ、遺体を発見したという。

英『デイリー・メール』紙に自殺の原因について彼女は次のように語っている。「ここ数年、右手と右腕に問題を抱えていたのです。数年前、病気の筋肉を取り除く手術を受けたのですが、彼の右手の痛みと神経の問題は悪化していきました」

「日本でコンサートを行う予定となっていて、彼をサポートするバックアップのキーボード・プレイヤーまで雇っていたのですが、彼は心配だったのです」

「彼はオンラインのすべての批評に目を透しており、感じやすい心の持ち主でした。昨年、コンサートをやった際、人々が『演奏するのを止めて欲しい』といったようなコメントを投稿していました」

「彼はちゃんと弾けるか心配で、悩んでいました。日本のコンサートの後、彼は引退しようと計画していたのです」

「彼はファンをがっかりさせたくなかったのです。彼は完璧主義者で、万全な演奏ができないという考えが彼を憂鬱かつ、ナーヴァスにし、不安にさせていたのです」

また、AP通信にはキース・エマーソンが常に音楽のことを考えていたと語っている。「彼はそういう人だったのです。いつだって、音楽のことが頭にありました。寝ている時でさえも、彼は音楽のことを考えていたと言ってもいいでしょう。時々、彼は起きて、作曲しようとしていたのです。そして、それらはすべて美しいものでした」

元バンド・メイトであるカール・パーマーはフェイスブックで追悼の意を表明している。「よい友人で、音楽的兄弟であるキース・エマーソンが亡くなったと知って、深く悲しんでいます。キースはやさしい魂の持ち主で、キーボード・プレイヤーとしての彼の音楽への愛やパフォーマンスへの情熱は今後も長く無比のものであり続けるでしょう」

「彼は先駆者にして革新者であり、彼の音楽的才能はロックやクラシックやジャズの世界にいる我々全員を感動させてきました」とカール・パーマーは続けている。「彼のあたたかい笑顔や、素晴らしいユーモアのセンスや、惹きつけずにはおかないショウマンシップ、音楽的技巧への献身を、僕はいつも思い出すことになるでしょう。彼と知り合えて、一緒に音楽を作れて幸運でした。安らかに、キース」

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