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イギー・ポップは、ジョシュ・オムに自身の性生活について3つのエッセイを送ることで新しいソロ・アルバムのレコーディングをするよう説得したという。

イギー・ポップは3月18日にニュー・アルバム『ポスト・ポップ・ディプレッション』をリリースする。アルバムはプロデューサーを務めたジョシュ・オムと共にレコーディングが行われ、彼はアークティック・モンキーズのドラマーであるマット・ヘルダーズと共に演奏でも参加している。

イギー・ポップとジョシュ・オムは『ザ・ガーディアン』紙のインタヴューに応じて、ニュー・アルバムの制作について語り、そのなかでイギー・ポップはこのアルバムに望むこととジョシュ・オムが関わることになった経緯を説明している。

「僕は、質の高い、バンドではない、ソロによるアルバムを作りたいと思ってたんだ。深く関わることができるからね」と彼は語っている。「僕は今までこれを避けてきたんだよ。フランス語でアルバムを作ったり、サウンドトラックをやったり、再結成バンドのアルバムに参加したりしてね。僕は最高のものを探していたけど、彼がそれだったんだ。それで、彼に対して自分に関する書類一式をフェデックスで送ったんだ。電子メールじゃなくて紙でだよ。自分の特定の人たちとの性生活について、3つエッセイを書いて彼に送ったんだ。それと、ここニューヨークで、ある有名な批評家が僕自身のキャリアに対する懸念についてインタヴューしたものも彼に送ったんだ」

“Gardenia”のパフォーマンス映像はこちらから。

ジョシュ・オムはこのエッセイを送られてきて、呆気にとられたことを認めている。「彼からの郵便を受け取ってみると、すごく刺激を受けたし、少し圧倒されたね。それから3カ月、何も送り返すことはなかったよ」

しかし、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのフロントマンであるジョシュ・オムは、彼の新しい共同制作者に最大の賛辞を送っている。「レミーが逝った。ボウイが逝った。彼は最後の唯一無二のスターなんだ」と彼は続けている。「彼のようになるにはすごい自信が必要なわけだよ。デトロイトで、アレのデカい小男が、人々を恐れさせている。みんな、イギーにひざまづくべきなんだ。彼はそれに値するよ。彼は自分のバンドでは(リスペクトや名声を)獲得していないけど、他の誰よりも多くのバンドを生みだすことになったわけでさ。野郎ども、銅像を持ってこいよ!」

イギー・ポップは、5月に新しいバンドメイトであるジョシュ・オムとマット・ヘルダーズとともにロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでライヴを行う予定となっている。

バンドは世界中の選ばれた場所でライヴを行う予定で、ジョシュ・オムによると「彼らの存在がそれでも破壊的に感じられるような、小さな、美しい劇場」でしかライヴを行わないという。

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