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女優のティルダ・スウィントンは、彼女の友人でありコラボレーターであった偉大なる故デヴィッド・ボウイへの心のこもった感動的なトリビュートを行っている。

デヴィッド・ボウイと同じように中性的で、彼の生き写しとまで言われたティルダ・スウィントンは、アルバム『ザ・ネクスト・デイ』の楽曲で、デヴィッド・ボウイを象徴するミュージック・ビデオの一つとなった“The Stars (Are Out Tonight)”では共演を果たしている。

ティルダ・スウィントンは、ベルリン国際映画祭においてデヴィッド・ボウイの代表的映画『地球に落ちてきた男』を流しながら、彼女とデヴィッド・ボウイの友情、そして音楽や映画、文化における彼の与えたインパクトについて語っている。

ベルリン国際映画祭の総合監督であるディーター・コスリックに感謝の意を表しながら「今日、ディーターは、私たちにじっと座って私たちのリーダーのトリビュートを見る機会を与えてくれとても感謝しているわ。これは私がこの1ヶ月間ずっとやりたい事だったの」と語っている。

また、ティルダ・スウィントンは『地球に落ちてきた男』について次のように述べている。「私はこの映画と不思議な因縁があるの。私はこの映画とはまったく関係のない家庭の出身だけれど、17歳の時、腺熱にかかって、家で寝ていたので、家にある本という本を読みあさったのね。そしたら、母のいとこが脚本家と結婚していて、私に脚本を買ってくれたの。初めて読んだその脚本が『地球に落ちてきた男』だったのよ」

「それが理由でいつもこの映画に繋がりを感じていて、そしてレコード・プレーヤーを購入する数年も前に買った最初のアルバムが『アラジン・セイン』だった。たとえアルバムを聴くことができなくてもいつも持ち歩いていて、その写真なんかを見ていたの」

亡くなってすぐにデヴィッド・ボウイをスクリーンで見るのは「つらい」ことだと認めたものの、「彼が私たちに残していったもの、それは何エーカーもの音や映像よ」と彼女は語っている。

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