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ニューヨークに拠点を置く音楽の著作権管理会社ラウンドヒルが、オフスプリングの楽曲の権利を3500万ドル(約41億円)で購入したと報じられている。

米『ビルボード』誌によれば、今回の契約の対象となっているのはコロムビア・レコードが権利を持つ楽曲であり、大ヒットを記録した『スマッシュ』と『イグニション』を含む初期のアルバムの権利はエピタフ・レコードが所有し続ける予定だという。アルバム『イクスネイ・オン・ジ・オンブレ』のヨーロッパにおいての権利(このアルバムはヨーロッパではエピタフ・レコードからリリースされているが、それ以外の地域ではコロムビアからリリースされている)も契約に含まれるかは明らかにされていない。

オフスプリングは今日に至るまでの累積販売枚数の約半分にあたる1700万枚をコロムビア・レコードから売り上げているが、その中で最も多く売り上げた『アメリカーナ』は、エピタフ・レコードからの『スマッシュ』よりおよそ100万枚少ない販売枚数にとどまっている。

オフスプリングのフロントマン、デクスター・ホーランドはこの契約について声明を発表している。
「楽曲の原盤権と出版権をしっかり管理してくれる会社を持つことは、自分たちのキャリアにとってとても重要なんだ。俺たちはこれからもライヴやレコーディングを続けていくし、過去を見えやすくしておくことは将来のために大切なことだと思っている。ラウンドヒルはそれを理解してくれてるんだよ」

デクスター・ホーランドは、2014年にプライベート機の支払いを怠ったかどで、セスナの製造者から訴えられていた。

デクスター・ホーランドの会社であるJet Racers, Incは当時、飛行機の借金が466,978ポンド(約8,000万円)あったという。これには19,000ポンドの利子と9,300ポンドの遅延金が含まれている。契約では71ケ月の月払いで5,200ポンドずつと、最終残額一括払い金の235,000ポンドでの支払いが決まっていたが、初期の手続きミスにより支払いが滞っていたという。

ラウンドヒルは現在約15000曲の権利を管理している。

オフスプリングは今年の夏にヨーロッパで出演するフェスの日程を告知しているが、今日に至るまで英国でのライブ日程は明かされていない。彼らの9枚目となる(最新の)スタジオ・アルバム『デイズ・ゴー・バイ』は2012年にリリースされている。

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