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ニルヴァーナの“Smells Like Teen Spirit”のマリアJによるカヴァーがマーベルによる映画『ブラック・ウィドウ』のオープニングに使用されている。

『コンシークエンス・オブ・サウンド』のインタヴューでマリアJは2015年に発表したカヴァーを使えないかと2020年にマーベルから連絡を受けたと語っている。

「正直、冗談だと思って、すぐには返事をしなかったの」と彼女は語っている。「あのカヴァーの別バージョンが2015年からテレビや映画業界では出回っていたらしくて、誰かファンがいて、映画に使いたいと思ってくれたと推測することしかできないわ」

マリアJは映画で使われることについて「夢が叶った」と評している。

「私は自分自身の曲も常に書いてきたけど、他のアーティストの曲を完全に違う形でカヴァーし始めたら、みんなが興味を持ってくれたのよね」

「それが今回結実したわけだけど、同じようなダークでドラマチックなプロダクション・スタイルで自分の楽曲も作っているの」

“Smells Like Teen Spirit”のカヴァーが使われたオープニングは主演のスカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフの出自と暗い過去を見せるものとなっている。

映画『ブラック・ウィドウ』は7月8日に映画館で、7月9日にディズニープラスで公開される。

一方、ニルヴァーナは1991年発表の歴史的名作『ネヴァーマインド』があと数ヶ月で30周年を迎えようとする中でスポティファイでの“Smells Like Teen Spirit”の再生回数が10億回を突破している。

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