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ピート・ドハーティが頻繁に裁判所を訪れるのを見れば分かるように、ミュージシャンも法を超越することはできない。それどころか、ミュージシャンであるがゆえに、過剰に騒がれてしまうこともあるようだ。ここでは、物議を醸した音楽界の大事件トップ40を紹介する。いい事件から悪い事件まで、なかにはひどく見苦しい事件も……。

40位 プリンスの改名


1992年発表のアルバム『ラヴ・シンボル』とベスト・アルバムのリリース後、プリンスは自身の名前を発音不可能なシンボル・マークへ変えてしまったために人々は混乱し、彼を「TAFKAP(The Artist Formerly Known As Princeの略:かつてプリンスとして知られていたアーティストという意味)」と呼ぶことになった。


39位 ポール・マッカートニー死亡説


ザ・ビートルズポール・マッカートニーは死んでいる?」という記事がアイオワ州にある大学の学生向け新聞に掲載された。その記事では、ザ・ビートルズのベーシストであるポール・マッカートニーが実は死んでいるというメッセージが、彼らのアルバムに組み込まれていると紹介された。ザ・ビートルズの広報担当がポール・マッカートニーの死亡説を公式に否定しなくてはいけなくなるまで、この噂は大きく広がった。


38位 エミネム、妻のキムを「殺害」


『ザ・スリム・シェイディLP』のトラック“’97 Bonnie & Clyde”に引き続き、エミネムは妻であるキムとの嵐のような実生活での関係を『ザ・マーシャル・マザーズLP』の“Kim”で披露している。この曲の中で、キムを殺害し、遺体をトランクの中に遺棄するまで、エミネムは彼女を口汚くののしっている。女性の皆さん、彼こそキープする価値のある男だ!


37位 マイケル・ジャクソン、本人の髪が燃える


ペプシのCM撮影中に、恐ろしい事故が起こってマイケル・ジャクソンの髪は燃えることになってしまった。花火の仕掛けが上手くいかず、その炎が彼の髪に移ってしまったのだ。この時マイケル・ジャクソンが頭皮に負った症状は真皮に達する2度熱傷と皮膚がすべて損傷してしまった3度熱傷であったという。


36位 メタリカVSナップスター


メタリカはインターネットを通じて個人間で音楽データの交換を行うことができるサイトに、彼らの全曲が上がっていることを発見した。バンドはナップスターと一部のファンを相手に著作権侵害を主張する訴えを起こし、楽曲をサイト上から削除させることに成功した。


35位 エルヴィス・プレスリー、軍隊に入隊


エルヴィス・プレスリーは名声の絶頂期に徴兵通知を受け取ったが、当初の入隊日であった1958年1月20日は、映画『闇に響く声』の撮影開始日と同日だった。彼の人気が回復するまで10年もかかってしまいかねない状況だった。


34位 2ライブ・クルー、アルバムが発禁に


何が起こったか:先行シングル“Me So Horny”とアルバム『アズ・ナスティ・アズ・ゼイ・ワナ・ビー』のリリース後、このアルバムは「わいせつ物」と見なされ、アルバムを販売したレコード販売店の従業員が逮捕された。


33位 ビョーク、レポーターに暴行


タイ、バンコクの国際空港に到着したビョークがレポーターに掴みかかった。のちに彼女は、一緒に長旅を終えた息子にレポーターたちが質問し始めたために、カッとしてしまったと語っている。


32位 ジューダス・プリースト、自殺教唆で訴えられる


2人のティーンエイジャーがジューダス・プリーストの曲を聴いた後に自殺を試みたため、自殺教唆を理由に裁判が起こされた。主張によれば、アルバム『ステンド・クラス』の“Better By You, Better Than Me”に「Do it(やれ)」というサブリミナル・メッセージが隠されているとのことだったが、訴えは退けられることになっている。


31位 L7、タンポンを放り投げる


L7は、機材トラブルでレディング・フェスティバルでのパフォーマンス時間を短くせざるを得なかった。観客に泥を投げつけられたことに怒ったドニータ・スパークスは自身のタンポンを引き抜き、「使用済みタンポンでも食ってろ、クソ野郎ども」と言って、ステージ上から観客に向かって投げつけている。


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