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ノエル・ギャラガーがついに登場である。彼は2月15日に初めてアブソリュート・ラジオの番組に出演している。この番組はストリーミングでも聴くことが可能となっている(ストリーミングはページの最下部より)。それでは早速、かつてはラッセル・ブランドの番組で相方を務めていたマット・モーガンを相方に迎えて、何でもありの番組から、最高に面白かった5つの発言をご紹介しよう。なお、番組ではニルヴァーナデヴィッド・ボウイ、パティ・スミス、モーターヘッドの曲がオンエアされている。

デヴィッド・ボウイの死について

モーガン:「ショックだったね」

ノエル:「ちょっと前に撮影があって、その時には元気そうだったんだけど……。彼は、死が迫っていることを悟って(『★(ブラックスター)』の)レコーディングをしたんだよな」

モーガン:「もし自分が死ぬって分かっていたら、君ならわざわざ『そうだ、音楽をやろう』ってなるかい?」

ノエル:「何を感じるか次第だろうね、実際は。大体はそんな気持ちにならないよ。死にかかってるときにそんなこと思わないだろうね……多分俺なら、出来るだけ金をたくさん使って、憂さ晴らしをするんだろうな。わざわざスタジオに入ろうと思うかは分からんね。言ってる意味が分かるか? でも、彼はそうしてくれて嬉しいよ」

3Pについて

ノエル:「俺は3Pをやったことないよ」

モーガン:「本当に? 君ならやってそうだけど。なんで?」

ノエル:「知らねえけど、混雑してるのは嫌いなんだ」

ミスター・ブロビーについて

註)ミスター・ブロビー:英国BBC-TVの子供向け番組「ノエルズ・ハウス・パーティー」のキャラクター。音楽のリリースも行っている。

ノエル:「90年代には――80年代か、それとも90年代か?――俺はあいつに夢中だったんだ。だって奴はいきなり現れて、酔っ払ったピンクのマシュマロみたいに何もかもめちゃくちゃに壊していっただろ。アナーキーなやつだよね。未来が来たなって思った」

モーガン:「俺はふざけた奴だなって思ってたけど……。あいつは面白半分でふざけてたんじゃないのか? 未来が来たってことはなかったと思う」

ノエル:「DVDをいっぱい買って子供たちに見せるよ。きっと気に入るだろうね」

モーガン:「ああ、でも、あいつはどうしたんだ? 不祥事でも起こしたみたいに消えたよね」

膝が麻痺すると恐れていた話

モーガン:「前に、片方の足に汗をかくから病院に行ったって話をしてたよね」

ノエル:「片方の膝に汗をかいてたんだ……あれは90年代だった。どう見てもドラッグ乱用に関係してたね。当時、朝に目が覚めると、片方の足の膝の辺りが、いつも汗でびっしょりになってた。それから被害妄想に陥って、『これは何だ? 多分、俺の膝は麻痺するんだ』と思ってた」

『ビィ・ヒア・ナウ』について

モーガン:「これまでに叫んだ曲はある?」

ノエル:「1曲だけあるよ。“Fade In-Out”っていう曲で、俺とリアムで叫んだ。その後1週間休みを取らなきゃならなかった。あれは酷かったよ。アルバムを聴けば分かるけど、ハーモナイザーを使ってあの音にしてるんだ……あれはあんまり良くなかったね。今、目を閉じてあの曲を振り返ってみてるけど、良くなかったと思う」

モーガン:「それって採用されたの?」

ノエル:「アルバムに入ってんだよ! 『ビィ・ヒア・ナウ』だ。まだ売ってるぞ。900万枚売れた失敗作だよ」

“Fade In-Out”の音源はこちらから。

ノエル出演回のアブソリュート・ラジオのストリーミングはこちらから。

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